| モニカ・ベルッチが又も又もR-18作品に登場。当然の事のようにバンサンカッセルも出演です。冒頭からエンドロールが逆転して始まり、『メメント』宜しくぶった切ったフィルムが逆転して物語が進んで(戻って)いきます。それぞれの逆転のきっかけに、それ程の意図は感じられません。ゆえに逆転現象が『メメント』のような物語の小道具としての意味合いは、無いように思います。全体を通してのテーマ性を上げるために、こうしたのだろうと考えるのが素直かな。ただ、これ元に戻すとただの映画じゃないの?って思ってしまうのは私だけではないはず。作り手が見せたいのは、事が起こる前(映画的には後)、主人公の三人がどういった考えだったか、ここだと思います。電車の中で止め処無く繰り返されるバカ話のような。この辺りは中々面白く、性別や人格を越えた意見の相違なんかが見れて楽しいです。ただもう少し突っ込んだ会話にしても良かったような気が。今一寸止め感が強く、後に起こる事の衝撃に負けてる様に感じます。もっと事件のインパクトと同様の重たいテーマの租借が出来ていれば、前後の天秤がうまく振れあういい構成になったと思ったのですが。その辺りの作りこみが甘いと感じた作品でした。 |
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