| 全くもってトレイラーに騙された映画でした。騙すとかそんな生易しいものでは御座いません。殆ど詐称です。映画の内容云々より宣伝方法のありかたに根本的な悪意を感じます。こんなに内容を捻じ曲げたプロモーションをしていて良心は、創造力は、痛まないのかと問いたい。まぁいくら言ってもしかたがないので映画の評価を。トレイラーの醸し出す硬い感じの映画と思ったら大間違い(そりゃ間違って当然)。クリス・ロックの役をクリス・タッカーがやってもまるで違和感無い程のバカバカアメリカンコメディー映画です。頭脳明晰と破天荒。全く逆のパーソナリティーを持つ双子の兄弟がとある事情で入れ替えを余儀なくされるという割とありがちな設定。その舞台がお堅いCIAだという所に面白さを見出していくというつくり。それなりに良く出来たコメディーだと思いました。アンソニーホプキンスを食ってしまうぐらいクリス・ロック演じるキャラがいい味を出していて、お話自体にかなり無理はありながらも決める所はキッチリ決めてくる展開に好感が持てます。ブッラッカイマー製の映画にしては胡散臭いメッセージも無くただ単なる娯楽映画に仕上がっていて、まぁ楽しめます。シリアスとコメディーの境界が揺れ動く所々に多々違和感を覚えなくも無いですが、このシナリオで破綻無くやるのはそれはそれは多大なる技術のいる所なのでそこは攻めまいということにしておきます。そこそこ楽しめる娯楽作品です。兎にも角にもプロモーションのあり方がおかしい!一体何を考えてるんだろう?甚だ怒り心頭です。 |
|