| 欧州版『トリプルX』です。なかなかキッチリ出来上がっているアクション映画だと思います。まずキャラクターの性格付けが巧く仕上がっており、それに頼るだけで2時間もたせられるぐらい。ストイックでめっぽう強い、でも女性には弱い。そんなゴシックヒーローに必要なベタベタ設定を、今更ながらキッチリ見せられると逆に新しく感じるから不思議。中々魅力的でいいキャラに成長しそうな予感。車の運転ノミならず格闘、潜入、銃器の扱い等々に精通している、元軍人という欲張った設定にしたのが勝因かもしれません。またヒロインのスー・チーのくるくる変わる表情も男臭い話に花を添えています。ちょっと人身売買云々のストーリ自体に無理があり、そこはかとなく感じるB級なにおいが気になるところ。と言うより欧州はアクション映画には、なんだかコミカルな要素を加えなければならないという不文律でも存在するのでしょうか?なんだかリュック・ベッソンが諸悪の根源(失敬)のような気がするんですが・・・。せっかくのいい題材が台無しなので、お願いだから止めて欲しい。『トリプルX』同様パート1の役目は完璧にこなしているので、速やかに続編の制作に着手して欲しいものです。出来れば彼は手を加えないで欲しい。
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