◆太陽とたたかった、8月のUSO
真夏のフロリダへ出張したとき、せっかく近くまで来たのだからとユニバーサル・スタジオ・オーランドへ立ち寄った。
暑いのは覚悟していたが、フロリダの気候は私の想像をはるかに超えた。午後一時ともなると、大きな太陽がジリジリと素肌を焼きつけて痛いくらい。そんな中で2時間3時間待ちのアトラクションを何度か体験すれば、根性だけが自慢の私もさすがにバテてくる。
そんなとき現れたのが、この大発明品だった。

◆体力限界まぢか、空からの贈りもののように降ってきたもの
それはあるショーの順番待ちをしていたときのこと。突然フワーッという風が吹いて、冷たいものが降ってきた。小雨のような霧のような・・・とにかく細かい水しぶきだ。見れば、扇風機に細いホースが付いていて、回転にあわせて水が霧状に拡散されている。実にシンプル、かつ効果的な涼のとり方。(室内の冷房は外じゃ使えないもんね)。これには疲れていた私もうんざりしていた同行者も「Great!これこそ世紀の大発明だね!」と大はしゃぎだった。
アトラクションを待つ間に陽射しで具合が悪くならないようにとの配慮から生まれた、アメリカ人らしい大胆な発明。しかしそれが、最先端のメカとトップクラスの設備を誇る人気テーマパークであるにもかかわらず、滑稽なほど素朴な作りだったことが私にはなんだか微笑ましかった。



心地よい風と水しぶきに、大人も子供もご満悦の様子。



カラリと晴れ渡った8月のオーランド。アスファルトには陽炎が揺らめいていた。