◆珍しい韓国の鍋をご紹介
海外出張の楽しみのひとつに、「その国・その土地の名物料理を味わえること」がある。
このところお隣の国、韓国への出張も回を重ねてきたレポーターが、冬本番あったまる品々をご紹介!日本にも沢山の韓国料理屋さんや食材が普及してきているが、ここでは、おそらくまだ日本ではなかなかお目にかかる事の出来ない品々を紹介します。

◆米軍の置き土産!?
まず、「プデチゲ」と言う言葉はご存知だろうか?
プデ=部隊、チゲ=鍋で、つまり部隊鍋の事だ。
部隊鍋?
朝鮮戦争が休戦となった1953年当時、食糧事情の乏しい韓国には、アメリカ兵が残していったソーセージ、ハム、スパム、ポークビーンズなどの缶詰があったらしい。で、これを軍隊(部隊)が鍋にして食べたのが始まりだそう。
唐辛子ベースの鍋に、ジャガイモやにんじん、春菊などの野菜・マカロニ・鶏のひき肉・小さい餅・そしてポークビーンズやハムを入れ、いわゆる「ごった煮」にする。ハムから出る油が独特の風味を醸し出して美味い。具が減ってきたら、白いスープとインスタントラーメンなどを加え、ジャンクな鍋を締めくくる。

◆ここまで「おこげ」好き?
ちなみに「チゲ」と言う言葉をよく耳にするが、これは韓国のお袋の味。すっきりした唐辛子の辛さが夏バテ防止や冬には身体を芯から温めてくれる、まさに韓国版無敵の味噌汁のようなものだ。

鍋の後と言えば、日本では雑炊が定番だが、韓国では、鍋の残ったスープにご飯を入れ、中火で煮込み、汁気を飛ばす。スープが無くなる程煮込むと、底の方には焦げたご飯、つまり「おこげ」が残る。 我々が考える「おこげ」なんてもんじゃなく、本当に焦がす。
それ、炭(すみ)じゃないの?って程に。
鍋の残りとご飯で、ちょっと汁っぽい炒飯というかパエリヤ風(?)になるのだ。
韓国の人は、おこげが大好き!!「おこげ味」のキャンディまで売ってるぐらいだ。

◆韓国のおすすめ鍋といえば・・
それから、ジャガイモとスペアリブ(と野菜)が入った「カムジャタン」と言う鍋もある。
スペアリブだよ!鍋にスペアリブ!
どうかな〜と思うけど、唐辛子風味で、ボリュームあって、身体の芯から温まる。お隣の国韓国でも、冬は大勢で鍋を囲みワイワイ言いながら食事をする。
しかも食べるのが早っ!
韓国には、「パリパリ」と言う言葉があって、”チャキチャキ”とか”急げ急げ”とか”当たって砕けろ”みたいな意味だけど、そのパリパリ精神が食事にも表れてる。アッと言う間に、山盛りの鍋が空っぽ(^^;

鍋と言えば、お酒。これまた「ところ変われば」な光景を第二話でご紹介します。





ジャガイモからハムまで具材を全て入れ、辛みそが入ったスープでぐつぐつ似ていく



最後にはインスタントラーメンを投入。これが意外といける味なのだ。クセになりそう



おこげの中にほのかに味噌の味がする不思議テイスト。結構な人気だそう



湯気の向こうをよく見れば、スペアリブがごろごろ。もちろん食べ応えも満点です