私たちメカトロ研究開発部は、セガのビデオゲーム、メダルゲーム、そしてUFOキャッチャーを代表とするプライズゲームの筐体を中心に開発する「部隊」です。
特にメダルゲームとプライズゲームに関しては、企画から映像や制御のソフトウェア開発も含め、最終的な試作製作などといった、アミューズメント機器の企画からリリースまでのすべてを手がけています。
私たちのリリースした製品は、皆さんもゲームセンターなどのアミューズメント施設で、ご覧になったことがあると思います。
「メカトロ」とは、メカニクス(機械工学)とエレクトロニクス(電気工学)を併せた造語です。
近年、インフラの整備とテクノロジーの進歩で完全電子化されたゲームが一般的になって来ましたが、私たちはゲームという大きなカテゴリーの中で、お客様が触れて、感じられるような「機械的な要素が与える面白さ」を追及していきたいと考えています。
新しいゲームを作る場合には、常に新しい機械的、電気的要素が、いかにお客様に喜びを与えるか、という部分を意識することが「メカトロ」らしさだと思っています。
私たちメカトロ研究開発部のスタッフは、企画、グラフィック、工業デザイン、映像、制御ソフトなどはもちろん、機械設計、電気設計、というそれぞれの分野においてのプロフェッショナルです。しかし皆に共通している事がひとつあります。それは皆、何らかの趣味を持っていることです。
ゲームというジャンルそのものが「楽しむ」ことを追及する以上、スタッフ自身の趣味の延長とも言える感覚が、企画などでは非常に重要な要素になります。ただし、その趣味の何が面白く、どのような要素が重要なのか、などという本質を客観的に捉える力が、プロフェッショナルとして要求されます。
趣味と並行して、世の中で何が流行っていて、何を取り入れたら面白いのか、お客様の興味をそそるものができるか、ということを第一に考えているので、必然的に流行の最先端を取り入れた職場であることは間違いないでしょう。
ゲームという媒体そのものが、流行の要素をいかに取り入れてお客様に提供するかという部分が重要です。そのためスタッフ同士、趣味やジャンルを限定せずに色々な話をすることが多く、活気に溢れた職場だと思います。
やはり色々なことに対して敏感であって欲しい、ということです。初めから「楽しさ」を冷静に分析するプロの視点は求めていません。それは一緒に仕事をすることで培われていきますから。むしろそれよりも新しい知識や興味にどん欲であるような姿勢が望ましいですね。
最先端であることが重要なゲームの世界では、一見関係なさそうに見える新しい知識や興味が次の仕事に繋がる可能性は充分にあります。常に何にでも興味を持つ事は大事にしていただきたいです。
もちろん仕事を続けていけば、自分から様々な知識や情報を吸収していかねばならないことも間違いありません。
もう一つ重要なポイントとして健康であることです。例えば大型のメダル機などを作り上げる時は、基礎実験などを含めて完成まで数年かかる場合があります。長期間ひとつのゲームをプロジェクトとしてチームで作り上げていく上では、やはり根気と体力は欠かせません。その意味で健康は何よりも重要です。
基本的にメダルゲーム、プライズゲームを中心として、ビデオゲームの筐体面を受け持つというカテゴリー的なスタンスは変わりません。ただ、今後メダルゲーム、プライズゲームに関しては、今までに無かったような、斬新なゲームを追及、開発していかねばならないと考えています。
さらにこれからは日本市場だけではなく、海外のお客様にもメカトロ研究開発部の製品を認知していただけるようなゲームを作っていきたいと思っています。もちろんアメリカ、ヨーロッパ、アジアのアミューズメントそれぞれに特徴がありますが、日本のスタイルをどのようにして受け入れてもらうか、という部分で現在トライしているところです。
我々メカトロ研究開発部は、時代の先端を行くゲームをこれからも作り続けていきます。そのために何より必要な要素として、色々なものに興味のある人を望みます。 そしてそんな人たちと一緒に仕事が出来る、より良い環境を作り上げていきたいと考えています。ゲームの新しい可能性を追求したいならば「メカトロ」は最適な職場です。
石井誠司 (メカトロ研究開発部 部長)
東京都立工業高等専門学校 卒業
88年 4月 セガエンタープライゼス入社
スーパーモナコGP、R-360、ドリームパレス
等の筐体開発に参加
ATP向けアトラクション、ゴーストハンターズ
マッドバズーカ等の開発に参加
以後、ビデオ、メダルゲーム機の
設計全般にかかわる
2005年 4月より メカトロ研究開発部 部長






